「さくら荘のペットな彼女」10.5巻
鴨志田一先生の「さくら荘のペットな彼女」。
○簡単なあらすじ○
普通の男子高校生の神田空太は、学生一般寮で猫を飼っていたことがバレて、変人ばかりが集められる学生寮の“さくら荘”に引っ越すことになった。そこで、天才画家だが自分でぱんつもはけないような生活破綻者・椎名ましろのお世話係を押し付けられる。そんな空太とましろを中心とした学園物語。
うーん、10.5巻にてついに完結してしまった。寂しい。私は完全にアニメから入った新参者だが、さくら荘好きだったなー。“ペットな彼女”という題名とか、“自分でぱんつもはけない”とか、いまどきのラノベっぽさが全面に押し出されているが、この物語は本当に青春で夢とか友情とかつまっていた・・・と思う。なんか言ってて恥ずかしい笑
ということで、以下、私がアニメ見て「よし、BDと原作全部買おう」と思った私的おすすめポイント。大きなネタバレしない程度。
○なんか力を合わせて作品を作り上げるアレがいい○
この小説は、大きくざっくり分けると2部になるのではないかと思う。まず“とりたてて何もとりえのない空太が、さくら荘のみんなと協力して文化祭の出し物を作りあげ、自分の夢をもつ”パート。そして“その夢に向かって自立しようとする”パート。私はその文化祭の出し物のあたりにグッときた。
そもそもさくら荘には、変態だが天才ばかりが住んでいる。ましろは天才画家だし、美咲はアニメ制作の天才だし、仁は脚本家だし、赤坂龍之介は天才プログラマー。七海は天才ではないが声優の夢に向かって努力しまくり中。
空太だけ特にやりたいこととか夢とかなく普通の高校生だったが、そんなさくら荘のみんなと力を合わせて文化祭の出し物(体感ゲーム的なもの)を作ることになる。
そういうの弱い。なんか高校生が仲間と必至で物づくりする姿とか。なんかウォーターボーイズみたいなやつ笑
実際の文化祭場面は原作より、視覚的聴覚的に見れるアニメのほうがよかったなあ。わくわくした。
○龍之介○
そう、龍之介。
確かに個人的にましろも大好きだ。あの儚げで表情に乏しいとこがたまらなく可愛い。そのましろのキャラデザのかわいさだけで見始めたアニメだった。しかし龍之介。アニメの確か8話か9話あたりでやっと登場。ヤホーイ、なんていいキャラなんだ!
黒髪ロングで中性的な容姿。冷血な感じ。見た目と中身のギャップたまらん。
女装させられても可愛い。可愛いのに武士みたいで萌える。
超美人のリタに言い寄られても「恋など脳の電気的な活動がもたらすバグの一種にすぎない」ってバッサリきっちゃうとこいい。
結局10.5巻までリタと龍之介が完璧にくっつくことはなかったけど、ちょっとずつ龍之介の心が傾いてくる感じがたまらん。もっとリタ龍見たかった。リタ龍だけで一冊見たい。10.75巻とかでないだろうか。
*******
私は明るいアホみたいな話が好きなので、途中でシリアスというか鬱というかそういう展開もあったのが辛かったけど、なんか青春だなあうへへと思えるラノベだった。個人的には完全に脇役だった栞奈も、10.5で大好きになった。キャラみんな好きだったなー。
さくら荘のペットな彼女 1(電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女2 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女3 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女4 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女5 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女 5.5 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女6 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女7 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女7.5 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女8 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女9 (電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女 10(電撃文庫)
さくら荘のペットな彼女 10.5 (電撃文庫)
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